裏社会の人たちは、本当に悪い人たちなのか?
私自身は、ふとそんなことを思うことがあります。
それは以前に、裁判を見に行ったことがキッカケになっているかもしれませんが、
その時には加害者のお母さんも法廷に立って証言していました。
そのご家庭には借金があり、家に借金の取り立てが来るたびに、
怖さのために息子を出させていたそうで、
そんな自分の育て方が悪かったと、
大声で涙ながらに訴えていたことを今でも鮮明に覚えています。
また誰もが幸せを望んでいると思いますが、
誰もが生まれる環境を選べるわけではないことは、
ゆるぎない確かな事実だと思います。
そして私が裁判で見たようなご家庭もあります。
私が裁判を見に行ったことがあるのは一度だけにすぎませんが、
私自身がそうした環境で生まれ育ったなら、
ちゃんと勉強に励むことができただろうか?
どうしてもムシャクシャした気持ちが勝ってしまい、
仲間と悪さをして、ウサを晴らしたくなるのではないか?
その延長線上で、何か過ちを犯してしまうことがあるのではないか?
そして裏社会の道に進んでしまうのではないか・・・・
何となくですが私自身はそんな風に思います。
一方、世間では暴力団を追放することが良いことであるかのように言われています。
確かにこのことは、一見すると良いことのようには思えますが、
私自身はこの点にも疑問を感じています。
そうした人たちの働く場を提供しないのに、
ただ追放するだけで、一体何が解決できるのか?
その点が私には分からないんです。
またこれは私の仮説にすぎませんが、以前からオレオレ詐欺がありますが、
こうした詐欺事件が起こる背景には、
裏社会の人たちを追い詰めたことがあるのかもしれませんし、
最近ではアポ電強盗殺人が起こりましたが、
これらは被害者が無差別に選ばれていることが特徴的に思えます。
被害者が無差別に選ばれる。
それは無差別テロに近い危険な状態だと、私自身は思います。
そう考えると、裏社会の人たちを排除する。
それだけでは何の解決ももたらさないように私には思えます。
それならば、どうすれば良いのか?
まず一つには、カジノを解禁することは一つの方法だと思います。
政治の世界でもカジノを大々的に行おうとしている中で、
裏社会の人たちにカジノを禁止する理由は、あまり見いだせないように私には思えます。
もしもカジノを解禁すれば、裏社会の人たちの収入源ができることになりますし、
その場合には登録免許制にすることで、税金も納めてもらえたら、
なんて個人的には思ったりします。
また以前にこのブログにも少し書いたことになりますが、
恐怖で何事かなそうとする人に対して、
裏社会の人たちの力を借りることも一つの方法だと思います。
個人的にはDV(家庭内暴力)の駆け込み寺という役割を、裏社会の人たちに担ってもらったり、
子供の虐待に対しても、そうした人たちが力を貸してもらうことができれば、
家庭内の暴力で誰かが亡くなるような被害は、未然に防ぎやすくなるようにも思います。
また警察は事件が起こればその解決には力を注ぎますが、
事件を未然に防ぐほど余力はないようにも思いますので、
事件を未然に防ぐための組織を作って、
そこで裏社会の人たちの腕っぷしを活用してもらうことも検討すべきようにも思います。
このようにして裏社会の人たちに対して、収入源を確保するだけでなく、
社会の中で誇りある役割を任せることができれば・・・
私自身はそんな夢を見ています。
そしてそんな私は、政治家になりたいと考えています。