この2019年10月から、幼児教育の無償化が実施される予定と伝えられています。
小さなお子さまがいらっしゃる方にとっては朗報だと思いますが、
少し気になる点もあります。
これは報道特集で見たのですが、
7年前から幼児教育の無償化が実施されている韓国では、
虐待などが起こり保育の質の低下が指摘されていました。
急激に人手を増やす必要があったために、
簡単に資格を取得できるようになったのでは?という意見もありました。
実際に保育士の数は、2011年から2016年にかけて14万人以上増えているそうで、
日本でも同じことが起きないか?
その点が個人的には気になるところです。
そう考えると、いきなり無償化を実施するよりも、
無償化をゴールとしつつも、
費用をジョジョに減らしていくのも良いのかもしれません。
(ものすごいポーズで減らしていきます!)
(違うわ!)
また保育士の資格を持ちながら、
低賃金や労働環境を理由に保育士として働いていない「潜在保育士」が多いとも指摘されていますので、
まずはそうした方々に保育士として働いてもらえる方向性が望ましいようにも思います。
そのためには保育士の方々の給料を増やした方が良いと思われますが、
今回の幼児教育の無償化では、保育士の待遇改善は行われないと伝えられています。
(個人的には保育など福祉関係の方々を公務員にしたら良いのに、とは思います。
そのために税金を増やす必要があるのかもしれませんが・・・)
その他では、認可外の保育施設ですと、無償化の対象外とされていて、
教育の内容ではなく、建物などハード面だけで無償化の対象から外される保育施設があるとのことで、
予算に限りがあるとは思うのですが、
もっと柔軟で、子供たちにとって本当に良い仕組みを作ってもらえたらと思います。