宮迫さん、田村さんの記者会見がありました。
会見を見ていると、会社との様々なやり取りがあったようで、
会見をできなかった理由について、心苦しそうに話していました。
そんな吉本興業の対応には疑問を感じる部分がありましたが、
ひとまず会見ができたことで、二人の気持ちの整理がついてくれたら良いなと思いました。
最初の対応は確かにまずかったとは思いますが、魔が差すことは誰にでもあることですし、
こうした問題が起こった時に、つい保身を考えてしまうことも人間だったら仕方ないことだとも思います。
ところで反社会的勢力とのつながりについて厳しく指摘される時代ですが、
では反社会的勢力を無くすことはできるのか?
この点については、少し立ち止まって考えても良いように思います。
これからAIやロボットの進歩で、今現在の仕事がなくなることも懸念されていますし、
一般企業も余裕がない中で、必要以上に人を雇う余裕はないのが現状で、
表社会からあぶれてしまう人たちが出てしまうことも、世の中の現実だと思います。
また荒(すさ)んだ家庭環境によっては勉強に集中できずに、
悪い仲間とつるんでウサを晴らさないとやっていけない人たちもいると思いますし、
そうした人たちが一般的なレールから外れて、反社会的勢力に入ってしまうこともあり得ることだと思います。
レールから外れた人たちは、それだけで悪いのか?
そうじゃないと私は思いますし、
表社会が全ての人を雇用できないとすれば、
今後も反社会的勢力が無くなることはないと思います。
そんな無くならない反社会勢力を排除するだけで良いのか?
私自身はこの点に疑問を感じていて、
力で排除しようとすれば、力による反発が生まれると思いますし、
生きていくのにお金が必要な世の中で、単に法律で排除しようとしても、
それは法による虐殺のようにも思えてしまいます。
ではどうすれば良いのか?
無くならない裏社会を受け入れる方法を考える。
そのためには反社会的勢力の人たちの収入源を確保する必要があると思います。
例えば反社会的勢力の人たちに、カジノを解禁する。
例えばDVの駆け込み寺のような役割を、裏社会の人たちに担ってもらう。
例えば子供たちの虐待に関して、裏社会の人たちの関与を認める。
力や恐怖で何事かをなそうとする人に対して、裏社会の人たちの腕っぷしや度胸を活かしてもらう———
ちなみにカジノを解禁するのであれば、登録免許制にした上で、きちんと税金も納めてもらう。
そのようにして裏社会の人たちの収入源が確保されれば、オレオレ詐欺のようなことが世の中から減っていくかもしれない。
麻薬や覚せい剤を売ることも減っていくかもしれない。
そんなことを思います。