イギリスはEUの離脱に向けて歩みを進めています。
急激な移民の流入が原因とも言われていますし、
そもそもEUの枠組みでは、選挙で選んだ議員による議会があっても、
その権限には限りがあると言われています。
通常の民主主義の制度であれば、
自分たちで選んだ議員が法律を定める、ということになりますが、
EUの仕組みはそうではないために、
EUの加盟国は、EU政府の官僚組織による統制を受けていると言われています。
またEUにおける政策決定の過程が、不透明であるとも指摘されています。
(参考記事 主に参考にした箇所 タイトル-EUにおける「民主主義の赤字」とは)
今さら聞けないEUのしくみ ーEUの機関と「民主主義の赤字」ー(田上嘉一) - 個人 - Yahoo!ニュース
自分たちのことは自分たちで決めたい、という独立に向けた思いは、
イギリスの国民投票の前にも政治家が発言していたと記憶していますが、
どの国でも政治家がそうした訴えかけを行うことで、EUを離脱する可能性が出てくると思いますので、
そうした動きを封じるためには、自分たちで選んだ議員が法制度を定めるというように、
EUの制度そのものを見直す必要はあるのかもしれません。
そしてメイ首相は大変だろうな、と思います。
このメイ首相。
離脱に向けた国民投票の前には、離脱には反対だったのに、
キャメロン前首相が退陣してから、離脱派の主なライバルが辞退したため、
首相に選ばれて矢面に立たされることになりました。
(参考記事 参考にした箇所 タイトル-国民投票の結果を受けた首相交代)
また少し前には、メイ首相の離脱案は議会で大差で否決され、
しかしメイ首相に対する不信任案は否決されて、メイ首相が継続することになっています。
もしも自分が同じ立場だったら・・・
そう想像すると、かなり大変だろうなと思いますし、
女性首相だからと思うわけではありませんが、
こうした困難な局面でこそ、
男性議員に男を見せてもらいたいもんだ。
そんな風にも思います。