しつけと称して体罰が行われ、子供が亡くなった事件があったことから、
親の体罰を禁止すべく、法改正が検討されていると伝えられています。
もちろん、これまでに起こった子供に対する虐待が、
今後はもう起こって欲しくないという気持ちは、当然強くあります。
ただ学校でも体罰が禁止されることで、
反対に子供たちが教師をナメるようになったとも、以前の報道で見た記憶があります。
また何を持って体罰と判断するのでしょうか?
体罰とは何なのでしょうか?
例えば子供が他の子供に対して、危険な行為をしていた場合、
それを強く叱って、時に手を出してでも危険な行為を止めようとすることは、
体罰になるのでしょうか?
個人的には、善悪の判断がつかない子供の何気ない行動に対して、
悪いことだと教えるために、
手を出してでも止めることは体罰ではないとは思います。
ただ一度叩いて、それで反省したり泣いたりしているにも関わらず、
それでも叩き続けるのであれば、それは体罰になると思います。
そういえば私自身は40代なのですが、子供の頃には悪いことをしたからと、
棒でお尻を叩かれたり、ビンタされることがありましたが、
それは基本的には一度で終わるものでしたし、
やられた私自身も、悪いことをしたなと反省したものでした。
これが私の体罰に対する価値観ですが、
では子育てをしているお母さんたちも、
忙しいなどの理由から子供につい手が出てしまうこともあると思いますが、
それも体罰として法律で罰するべきなのでしょうか?
誰しも子供好きになりたいと思っていても、そうなれない親もいると思いますが、
そうした親が手を出してしまうことは、悪いことなのでしょうか?
個人的にはその点には大いに疑問を感じます。
そう考えると子供の虐待については、体罰を法律で禁じるよりも、
警察とは別の防犯組織を作る必要があるように思います。
(警察は起こってしまった事件に対応するのが主な仕事だと思いますので。)
これは子供の虐待だけではなく、家庭内暴力(DV)に対しても効果が出てくると思いますし、
個人的にはその組織には、親の脅しに屈しないような肝の座った人材を取り込む必要があるように思います。
そしてこれは過激な意見なのかもしれませんが、
それは暴力団など裏社会の人たちが適任なのかもしれません。
恐怖で子供を支配しようとする親にとって、
児童相談所は怖い場所。
そう思われるぐらいが、ちょうど良いと思います。