今日の朝、テレビを見ていると、女性天皇について議論されていました。
ちなみに天皇家について語られる時、「男系」や「女系」という言い方がされます。
この男系・女系を説明すると、初代天皇が神武天皇なのはご存知だと思いますが、
父親をたどるとこの初代の神武天皇にたどり着くのが「男系」
そうでない場合を「女系」と呼びます。
女性天皇ではありますが、
父親をたどると神武天皇にたどり着きますので、「男系」の女性天皇になります。
一方で、愛子さまがご成婚されてお子さまを授かった場合、
その子の父親は天皇家をさかのぼることはできませんので、
その子が男子であっても「女系」ということになります。
さて男系・女系の説明が済んだところで、
現在の皇室の男子を見ると、
天皇以外では秋篠宮殿下とそのご子息・悠仁親王だけとなっています。
もしも悠仁親王がお子さまを授からなかった場合には、
その時点で男系が途絶えることになりますし、
もしも悠仁親王がお子さまを授かっても、その子が女の子であった場合、
その女の子は「男系」ではありますが、
その次の代になれば、「女系」となってしまいますので、
その時点でも男系が途絶える可能性が見えているのが現状です。
こうした現状で男系にこだわっていれば、
皇位の継承さえできなくなりますので、
まずその意味で女系の天皇さえ認めるべきだと私自身は思っていますし、
私自身は天皇家の存続に賛成の立場で、
2000年以上という長い歴史の積み重ねを終わらせるのは、非常にもったいないと思います。
また近年では皇族に男子がお生まれにならないことが多くあります。
雅子皇后は適応障害になったことがありますし、
これは私の個人的な推測にすぎませんが、
男子を産むことに対して大きな願望やご負担があるのかもしれません。
そういえば私の友人も、子供が欲しいと願っている時には子供を授かることができず、
あまり考えなくなった時に子供を授かったと聞いたことがありますし、
大きな願望が男子を産めない原因の一つなのかもしれない、と私自身は思っています。
大きな望みは反対に作用してしまうことがあるのかもしれませんが、
そう考えると女性天皇、もっと言えば「女系」天皇を認めることで、
強いご負担から解放された方が、男子が産まれやすくなることがあるのかもしれません。
男子が産まれやすい環境にするためにも、
私自身はそう考えています。
またこれまでの伝統を踏まえれば、
皇位継承の順位については、男系男子を優先した上で、
男系男子がいない場合に、女性天皇や「女系」天皇の即位を認める、
という方向性が望ましいとも思います。