早生まれの人は損?ただ才能が埋もれることも世の中の損失

NHKのニュースを見ていると、

 

プロ野球選手は早生まれの人の割合が少ない、とのデータが出ているそうです。

 

生まれた時期によって成長の度合いが違うことから、

 

早生まれの人は同級生に比べると、結果を残しづらく自信を失ってしまい、

 

ドロップアウトしてしまうと指摘されていました。

 

こうした才能が埋もれてしまうことは損失だとも指摘されていましたが、

 

確かにそうだと思います。

 

例えばピラミッドの構造を考えた場合、

 

裾野(すその)が広ければ広いほど、その頂は高くなると思いますが、

 

どのジャンルについても参加する人数が多ければ多いほど、その頂きは高くなると思います。

 

そういう意味では早生まれの人の才能を埋もれさせないような工夫は、

 

スポーツに限らず様々なジャンルで必要なると思いますし、

 

指導者にもそうした点を見極めて育てる技量が求められるのかもしれませんね。

日本とヨーロッパのEPA締結。貿易の自由化は良いことなのか?

日本とEUは「EPA」という経済協力を行うことになりました。

 

調べてみると「EPA」というのは、経済連携協定と言われていて、

 

特定の国や地域同士で貿易や投資に関する取り決めを行うことになります。

 

例えば関税を撤廃したり、規制を緩和することで、

 

協定を結んだ国や地域からモノを輸入しやすくなったり、

 

その反対にモノを輸出しやすくなったりする仕組みです。

 

 

ただ私自身はこうした仕組みをおし進めることには反対の立場ではあります。

 

TPPにも反対はしていましたが、こうした自由化をおし進めることで、

 

例えば車を作ることが得意な国は、より車作りが得意になり、

 

農業が得意な国は、より農業が得意になるといった、

 

経済学で言われている、いわゆる「比較優位」の考え方は理解できます。

 

ただこうした仕組みは世界の大企業との戦いが始まることにはなりますので、

 

強みの乏しい企業にとっては生き残りが難しくなるように思えます。

 

また競争が激しくなりすぎることは、人の心から余裕を失わさせてしまうようにも思えますし、

 

モノが安く輸入できるようになれば、それは消費者にとって一見すると良いことのように思えますが、

 

それは給料が安くなることにつながりはしないか?

 

そしてデフレの要因になりはしないか?

 

そんなことを思います。

 

デフレの何が良くないかと言えば、

 

モノの値段が下がって、それが給料を押し下げる要因になり、

 

さらに値段が安いモノを求めるようになるという、

 

いわゆるデフレスパイラルがありますし、

 

また現在でも外交面ではそれぞれの国がそれぞれの主張を声高に叫んでいます。

 

例えば日本の食料自給率は低いままですが、

 

関税をなくすなど貿易の自由化をおし進めれば、

 

土地の狭い日本では農業をすることは厳しくなることが予想されますし、

 

食糧自給率はさらに低くなることも想定されます。

 

もしもそうなった場合、

 

食糧を他の国に握られたまま、各国がそれぞれの主張を声高に叫ぶ中で、

 

日本の安全保障は大丈夫なのか?

 

食糧を握る国に様々な点で支配を受けることになるのではないか?

 

そんなことを思います。

 

そう考えると貿易の自由化が良いことだとばかりは言えないようには思います。

 

 

またその意味では私自身は、関税を一定程度に保つことは望ましいことだと思いますし、

 

同時に起業しやすいような規制の緩和を行うことが望ましいとも思います。

 

そうすることで、例えば日本の国内で一定程度は農業が発展して食糧自給率が上がるなど、

 

それぞれの国で第1次産業から第3次産業まで、

 

バランスよく適切な規模の産業が発展するように思います。

心愛ちゃん死亡事件について

千葉県で10歳の栗原心愛(みあ)ちゃんが亡くなる事件がありました。

 

 こうした痛ましい事件が起こるたびに、

 

どこかで何とかならなかったのか?

 

そんな想いもよぎりますが、同時にこうも思います。

 

私たちは民主主義という仕組みの中にいて、

 

なぜ子供たちを守れる仕組みを作れなかったのだろうか?

  

そう考えるとこの事件は、私たちの敗北でもあり、

 

私たちの責任でもあるように思えました。

 

私たちは民主主義という仕組みを、

 

もっと上手に活用する必要があるのかもしれませんね。

厚労省の統計不正問題!保険料が使われる?

厚生省の統計の不正問題については、これまで何度かこのブログに書いてきましたが、

 

この問題ではこれまで失業保険などで支払われる給付額が、

 

実際に低くなっていたという問題も発生しています。

 

この金額が約800億円にのぼるなどの情報がネットでもあがっていますが、

 

これらの金額の支払いには事務の費用もかかりますが、

 

この事務費用の支払いには、会社や従業員が積み立ててきた保険料が使われる見込みだと言われています。

 

(参考 週刊文春 2月7日号 P47)

 

責任の所在は明らかなのに、なぜ私たちの保険料から支払われないといけないのか?

 

その点は大いに疑問を感じざるを得ません。

 

借金でまかなうのも、将来的な国民の負担になるだけだと思いますのでNGだとは思いますし、

 

この金銭的な責任は政治全体で負うべきだと思います。

 

またこうした不誠実な対応をしている限り、この問題はかなり長引くことが予想されます。

 

そういえば今回は週刊誌を読んでこの情報を得ましたが、

 

様々な媒体(ばいたい)から情報を得ることの重要性も感じました。

【厚労省】統計数値の不正問題の広がり

厚労省で起こった統計数値の不正は、問題が長引いています。

 

「毎月勤労統計」という数値以外にも、22の統計に不備が見つかりましたし、

 

2004年から2011年までの調査資料についても保存期間が終了したという理由から、すでに廃棄したことも発覚しています。

 

この点について過去に放送された「報道特集」を見てみると、専門家の先生がこう発言しています。

 

「作れませんということで状況を逃げ切ろうとしているのかもしれない。」

 

ただこの点については、

 

「いろんな形で再現する方法はある。」とも発言なさっていました。

 

また統計についてはこう発言していました。

 

「統計をどのくらい大事にするかということは、その国のインフラで非常に重要」

 

「今作っている統計だけではなく、過去100年200年に戻れる統計を集めておくということが、将来の世代について非常に役に立つ情報になると思うと、

 

たかが十数年前のデータをすでに破棄している状態は危機的」

 

総務省統計委員会 委員長代理 北村行伸氏)

 

こうした問題が起こった背景としては、統計に関わる職員の数が少ないことも挙げられていますし、

 

政治家の側でも統計の専門家の先生と連携して、統計数値を何らかの形でチェックする必要もあったのかもしれません。

 

またこうした問題が発覚した以上は、政府与党も誠実に対応していただきたいとは思いますし、

 

日本の統計数字の信頼性を取り戻すためにも、中途半端な幕引きはしてもらいたくないと思います。

 

ただ少し気になるのは、厚労省の担当の幹部を更迭(こうてつ)したことです。

 

統計の点検に関して、報告漏れがあったことが原因と言われていますし、

 

それが本当であれば確かに更迭に値することだとは思いますが、

 

正直に物を言える空気だったのか?

 

その点はやや気になるところで、

 

辞めることだけが責任を取ることとは言えない場合もあると思います。

 

またこういう問題が起こった以上は、問題の本質を明らかにして、

 

日本の統計数値の信頼を取り戻すことが何よりも不可欠なことだと思いますし、

 

そのために身を粉(こ)にして働いてもらうことが責任の取り方、という場合もあると思います。

 

 

そういえば統計数値は、様々な判断の元になる数値ではありますが、

 

私たちも得た情報を元に様々な判断を行っていますので、

 

ネット上の情報の取り扱いにも充分な注意が必要ですね。

格差の縮小について思うこと

以前にこのブログでグローバル化について書いた時に、格差についても触れました。

 

ピケティ氏は「21世紀の資本」の中で、

 

資本主義では格差が拡大の傾向にあることを示しています。

 

また私自身が格差を縮小すべきと思う大きな理由としては、

 

将来的な資源の枯渇があります。

 

資源の枯渇は、以前に報道で約200年後と言われていた記憶がありますし、

 

ネットでの情報によれば、石油は約40~50年、天然ガスが約50~60年、

 

石炭が約150~170年、ウランは約100年とも言われています。

 

(参考)

枯渇する資源(ものづくりと資源・エネルギー) - 探究ノート|環境展望台:国立環境研究所 環境情報メディア

 

(資源の枯渇の時期については、上記の他に参考にしたページもあり、それぞれに時期の違いがあるため上記のような表現にしています。)

 

資源が枯渇した時に、代わりのエネルギー、

 

例えば再生可能エネルギーや自然を利用したエネルギーに移行できれば問題ないと思いますが、

 

こうした場合に私自身は楽観的なことを考えるのではなく、

 

最悪の事態を想定して備えた方が良いと思います。

 

では資源が枯渇して、代わりのエネルギーにスムーズに移行できない場合には、

 

どのようなことが想定されるでしょうか?

 

私自身はモノの値段が上がると考えています。

 

例えばガソリン代が上がれば、それだけ物を運ぶ費用がかかるようになりますので、

 

ガソリン代が上がることは、物価を押し上げる要因になると思います。

 

ですので資源が枯渇する時期が近づくにつれて、物価が上がると思いますが、

 

そうした時期に格差が大きいままだと、様々な犯罪が増えるなど社会不安が増す状況になると思います。

 

そのために資源が枯渇する時期に向けて、徐々に格差を縮小させていくべきではないか?

 

私自身はそんな風に考えています。

 

(もちろん今後の技術革新などで、資源の枯渇の時期が延びることは考えられますし、

 

スムーズに再生可能エネルギーなどに移行できるかもしれないのですが。)

 

また私自身はいつか枯渇する地下資源にエネルギーを頼っていれば、

 

人類の社会は継続することが不可能だと思いますので、

 

原発に依存するよりも再生可能エネルギーに、早い段階で舵(かじ)を切った方が良いとも思います。

 

ただ急激な変化は人の心や社会をきしませてしまう可能性もあると思いますので、

 

変化はゆるやかなものが望ましいとも思います。

大坂なおみ選手の全豪オープン優勝とクビトバ選手の健闘

大坂なおみ選手が全豪オープンを優勝しました!

 

4大大会の連覇もすごいところですが、

 

試合を見ていると第2セットの激闘は非常に見応えを感じました。

 

大坂なおみ選手はあと1ポイントを取れば優勝という場面で、

 

しかも0ー40まで追い詰められたクビトバ選手が、

 

ここでこのゲームを奪うという離れわざ!

 

そしてそのまま流れをつかんだクビトバ選手が、第2セットを奪取。

 

4大大会の決勝という舞台で、

 

しかも追い詰められた場面で、

 

よくここまで粘った試合運びができるものだと、その精神力に感動しました。

 

そしてクビトバ選手は、2016年に自宅に押し入った強盗に、

 

利き手の左手をナイフで切られるという事件があったそうです。

 

(参考 3ページ目)

大坂なおみとクビトバの人気者対決。勝者は「次の女王」に大きく近づく。 - 女子テニス - Number Web - ナンバー

 

こうした背景があったことを私自身は知りませんでしたが、

 

こうしたつらい事件から復活して、この決勝の舞台に挑んだ彼女に見えた風景は、

 

一体どんなものだったのでしょう。

 

クビトバ選手も最後のスピーチでは、感慨深いものがこみ上げてきたようでしたが、

 

本当に見事な決勝でした。